不動産担保ローンの返済方法はさまざまです。同じ借入金額を返済するのでも、その人のライフスタイルによって、適した返済方法というものがあります。
元金均等返済は、文字通り、借り入れた元金を返済回数で割った均等額と、借入元金残高に対する利息を合わせた額を毎月返済していく方法。元金均等額はずっと同じですが、借入元金残高は、返済が進むにつれて少なくなっていきますので、それに応じて利息分の支払いも少額になっていきます。(⇒返済シミュレーション)
元利均等返済は、元金と利息の割合を調節して、毎月の返済金額を同額に設定するという返済方法です。全返済期間を通じて、返済額が変わりませんので、資金計画の見通しをつけやすいという特徴があります。(⇒返済シミュレーション)
正式には半年賦償還といいます。ボーナス時にまとめて返済する代わりに、月々の返済額を低く抑えることができるというものです。元金を、毎月返済分とボーナス返済分に分割し、それぞれに利息をあわせた額が返済額となります。また、ボーナス返済月には、毎月の返済額にボーナス返済額を加えた金額を支払うことになります。
ただし、ボーナスは必ず決まった額が支給されるとは限りません。ボーナスが減額されたり、支給されなかったりする可能性が少しでもある場合は、避けたほうがいい返済方法です。ボーナス支給の確実性が高く、ボーナスを併用しないと月々の返済額に余裕がないという場合には、ボーナス併用返済を検討してみてもよいかもしれません。(⇒返済シミュレーション)
毎月の最低返済額を決めて、それを上回る任意の金額を返済すれば、最低返済金額との差額分、元金分が減っていくという返済方法。余裕のあるときに、多めに返済すれば、それだけ、元金が減っていくので、月々決められた額を返済していく場合より、利息分を少なく抑えることができます。
⇒繰り上げ返済のすすめ
借入金を全額、一度に返済すること。
元金の返済期限を決め、元金については期日までに一括返済することを条件に、返済期限までは、月ごとの金利のみを返済する方法。たとえば、投資の費用として不動産担保ローンを利用し、短期間に投資した分を回収できる目処がたっている場合などに利用するものです。